既に数枚のEPを出し、アルバム発売前にサマーソニックでの来日を果たしたBloc Partyの待ちに待ったファーストアルバム。テクノ、アシッドハウス以降のニューウェーブってこういう風に完成するものなのか。激マスト盤。初めてAt The Drive Inやナンバーガールを聴いたときのような衝撃が走る。また、黒人やチャイニーズがバンドメンバーにいる(フロントマンは黒人)事で、ロックンロールのアグレッシブさ、ニューウェーブの知性に加えて独特のリズム感覚が支配している。
ギターの絡みも複雑、カッチリしたドラムと、グッと入るブレイク。そこからの爆発力。それにモグワイにも通じる幻想的なトラックも。ボーナストラックでリミックスしているFour Tet、Mogwai、M83というメンツにも彼らの音楽性のレンジの広さが伺える。実際彼らは影響を受けたバンドに
ケリー(Vo.):The Cure, The Pixies, Basement Jaxx, Alan Bennett, Billy Mahonie, Hanif Kureishi, Bret Easton Ellis
ラッセル(G):Suede, Radiohead, Smashing Pumpkins, New Order, The Smiths, Prince
ゴードン(B):Anne Sexton, JG Ballard, Joy Division, melodic hardcore, Kubrick, the Gang Of Four, British post-punk, Sonic Youth
マット(Dr):Neil Young, Black Sabbath, Fleetwood Mac, Supertramp, Dinosaur Jr, pitch ‘n’ putt, International Superstar Soccer 64, coats, AFC Bournemouth, curry, driving, winter, rocking and tennis
を上げている。カオスとしか言いようがない。
そして一度ライブを目撃したいと切に思います。みなさんこの作品は本当に最高なので一度は聴いてください。
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