Fuji Rock Festival ’12 に行ってきました (Radioheadライヴ編)

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フジロックに行ってきました!
今年は Coachella に行って金欠だったこともあり、フジには行くつもりがなかったのだけど、 Radiohead が出演することと、偶然友人が行けなくなりチケットが手に入ってしまったことで土日の2日間行くことに。

今回は、とにかく Radiohead が苗場で見られたことが良かった。それに尽きる。
ステージセットはトロントでの事故を受けてか、Coachella で見た天井から可動式ディスプレイを吊るタイプから、背面に静的にレイアウトされたものに変更されてた。

フジのグリーンステージのスピーカーレイアウトは、ローを除くと、ラインアレイがフロントに4発(メインLRとサイドLA)と、PA後ろに1発(これはMono)という構成になっている。Coachella はフロント4発に加え、ステージエリアに9個のスピーカーがレイアウトされていて、どこに居てもほぼ同様の音が得られるように設計されているのだけど、フジはキャパ40kのグリーンステージをほぼメインの2chで賄っているので、場所によってかなり音の差がある一方、PA前まで行くと他では得られない圧倒的な音圧と没入感が得られる。

どうしてもそのポイントに行きたくて、コステロの時点から激混みのグリーンステージ前方に繰り出し、1時間のセットチェンジを待った。
1曲目、 Lotus Flower のブレイク後の入りの時点でバッキバキの音出てる。セットチェンジ中一切メインスピーカから音出さずにサウンドチェックし、かつ彼らは2日前に韓国でライヴをやってるので、グリーンステージで事前の念入りな音出しはできてないはず。にもかかわらず1音目からビッタシ合わせてきて完全にやられてしまった。グリーンステージの音ってローが団子になってしまうことが多いんだけど、ツインドラムが全部粒になって聴こえていて、本当にすごかった。
全体的には OK Computer 以降からまんべんなくという感じで、1st、2ndからの曲をもっとやって欲しいという声もあるのかもしれないけど、今のあの精度の演奏が出来るバンドが初期の曲をやるのは勿体ない気がした。緻密なアレンジであればあるほど面白い(とはいえ、Planet Telex が聴けたことが一番嬉しかったりするんだけど・・・)
唯一 Idioteque で後半フィルがシーケンサの拍に合わせられなくなって、最終的に立て直せずに終了したくらい。恐ろしいほど完璧な演奏だった。あんなライヴができるバンド(とクルー)って、他に居ないんじゃないかな。同じステージでいくつかのバンドを見ると、Radiohead の格の違いが歴然だった。

苗場という特別な場所で特別なバンドの演奏が聴けたこと、それが素晴らしいものであったこと。完璧な夜だった。
Coachella の時よりも内容は良かったように思う。行って良かった。

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