起きたら昼やった。

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今日はてったと彼の映画の打ち合わせをする予定だったのに、起きたら待ち合わせ時間やった。
マジで申し訳ない。大事な人を失望させるのはいつも滅入る。
で、今てったのもとに向かう電車の中で書いてるという訳。


なぜ起きれんかったかと言うと、昨日盟友であるところの久保氏と酒を飲んだから。
酒を飲む事自体が久しぶりだった。
久保氏と会うのも久しぶりだった。なんか久保氏はこれを読んでるらしい。かなり恥ずかしいね。
久保くんはもう社会人として真面目に働いてるんだけど、全く切れ味が落ちてなかった。
むしろ原点回帰してた。リーマンになってもリアルパンクスでいられるのは素晴らしい事ですよ。
ご存知の通り、僕は小難しいロックやエレクトロニカをよく聴く、そのうえ、小難しくてうざったい批評をする。
でも音楽の話をすると、何故か意見が合う事が多い。
こんな言い方をするのはなんか偉そうだけど、彼は本物だよ。
昨日はどうでもいい話から、フェスの話、青春パンクとかいうモンの話、94年の新世代パンクビッグバンの話、スラッシュメタルの話、あとは何だ、まぁ色々した。
そこで久保氏から出た発言
「俺が思うに日本の音楽シーンは、ちょうど10年遅れてる」
まさにその通り。
彼は(音の種類としての)パンクっていう文脈で、アーリー90sのメロディックハードコアムーブメントからちょうど10年遅れて昨今の青春パンクブームが来た。という訳だ。
今回のケミカルブラザーズの新作も、彼らのキャリアの中で一番肩の力が抜けた作品だっていうのに、日本国内での捉えられ方は他の国とくらべて少し違う。
ただ一つ違うのは、日本で巻き起こった青春パンクブームとやらは、始まった時からすでに終わった音楽だったって事だ。
ここで一つの歯車が狂いだした。くるり、スーパーカーを先頭にここまできた日本の新世代は、色々意見はあるだろうけど間違いなく本物だった。
でもその夢もついえた。くるりだって、もうとっくにゲームを降りてる。
パンクに飽きたら次に来るのはなんだっけ?ダンスミュージックブームだよ。
あんた、それを“すでに終わった”音楽だけで埋め尽くす訳にはいかんよこれ。
電気グルーヴはそんなめんどくさいもん背負う訳ねーし。
1997年のあの瞬間のように、2005年が日本の音楽シーンの分岐点になる“かもしれない”と感じさせるのにはそういうのもあるんやね。
なんか最終的にはそういう事さ。
あ、久保くんビデヲ是非よろしくお願いします。

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