その男、凶暴につき

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土曜日の話。

下北沢、ご飯を食べてお酒も飲み、最後に喫茶店でコーヒーを飲んでひとしきり話した夜23時。
下北沢駅の階段の下に、彼は立っていた。

火の点いていないタバコを口にくわえ
苛立ったように目をギョロギョロさせたメガネの男が立っていた。

正しく岸田繁であった。

彼の背中の小さなリュックからは、ベージュの大きな楽譜のような紙が口からポンと飛び出していて
そこには大きな字で『BREMEN』と書かれていた。オーケストラのスコアのように見えた。

僕が8年間憧れ続けた男が目の前に立っていたのに
何をする訳でもなく、その場を通り過ぎた。
たぶん、心拍数は上がっていたな。

そんな、何でもないかのような出来事。

くるりのライヴ盤、聴きましたが、すごいね。
もはやライヴ盤ではないよねあれは。
本当に、行けばよかったと後悔しています。
 

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