一月のレコメンドディスクを選ぼうと思った。

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最近CDをいっぱい聴いたり買ったり借りたりしてるので、その情報量を活かしてアルバム・オブ・ザ・マンスを決めようと思った。

しかし当然の事ながら一枚に絞る事などできなかったのであーーる!!

そして考えた。新譜から2枚、旧譜から2枚くらいが絞れる限界であろう・・・と。
これは誰に頼まれてもいない訳で、あくまで自分のオナニーであるにも関わらず、
一人いい音源は広めるべきだという独善的使命感に燃えるのであったーー!!(筋肉少女帯)

こちらが栄えある第一回Tawagoto的アルバム、一月の4枚であります。
電車の中とかで、結構コツコツ書いてました。

一枚のアルバムにつき2曲の試聴をつけました。これが皆さんのミュージックライフに少しでもお役に立てれば幸いです。

low 100s kuchiroro mmfan
Low – 『Great Destroyer』
1.Monkey
2.California
3.Everybody’s Song
4.Silver Rider
5.Just Stand Back
6.On The Edge Of
7.Cue The Strings
8.Step
9.When I Go Deaf
10.Broadway (So Many People)
11.Pissing
12.Death of a Salesman
13.Walk Into The Sea

2005.1.24
100s – 『OZ』
1.OZ I
2.A
3.B.O.K
4.バーストレイン
5.ここが果てなら
6.なのもとに
7.OZ II
8.(For)Anthem
9.Sonata
10.やさしいライオン
11.Leek Rag’s Leek
12.Santa’s Helper
13.Honeycom.ware
14.扉の向こうに
15.OZ III
16.光は光
17.いきるもの
18.K-ing
19.またあした
20.バハハイ
21.ハルとフユ

2005.1.13
口口口(くちろろ) – 『口口口』
1. I know inotch
2. to the sea
3. メローメロー
4. 春 Hello!
5. KUCHIRORO POSSE
6. 夏のワイルドピッチ
7. costura
8. Civil War
9. この世界
10. James vs. Jane
11. 夜明けまで
12. our hands
13. 光る街

2004.6.26
MMFan316 – 『Dot Matrix With Pop Music』
1. Welcome
2. Communication Breakdown
3. School Boy
4. Sunday Morning
5. Song.A
6. Beat Bikini
7. Technetium316
8. Morinaga Beam
9. 0328105
10. Heat of Late Summer
11. Modern Control
12. MMFank (last version)
13. Heavy Metal Kids
14. Dig-Dug-Dig-Dug
15. Flower Computer
16. Command+M

2003.6.18
新譜からの一枚目はLowの『Great Destroyer』。サブポップ移籍後の一作目です。
Lowというバンドは、まぁモグワイを代表とするサッドコアとか呼ばれるジャンルの音を出すバンドでした。まぁ要するに轟音系ポストロックというやつですね。
ただ今回レーベルを変えて何かが変わったのか、ポップなアルバムに仕上がっています。
初期レディオヘッドを思わせる美しいメロディーと歌、楽曲がポップソングとして際立つようになった事で今まで以上に歌の強さが響く。
大傑作です。100sのアルバムに心打たれる事件がなければ、間違いなくこのアルバムがTawagoto的Album of the Monthを獲得していた事でしょう。

次に100s『oz』。
これは少し前に大々的にレビューを書いたのであまり書きませんが、何度聴いても感極まります。
絶望なんてしてる暇があったら、僕のいる現実ってやつを動かしてかなきゃ、という気がしてきます。
レビューで書ききれなかったアルバムの3ブロック目のハッピーなフィーリング。それを噛み締めて未来へ行くアルバムだこれは。

旧譜からの一枚目は口口口と書いてくちろろと読む。口口口 – 『口口口』。
デビューアルバムにしてこの完成度。益子樹プロデュースのこのアルバムは楽曲ごとに様々な表情を見せる。
試聴になってる“メローメロー”だけ聴いたら、これまんま大瀧詠一やん!!って思うかもしれない。
そう、あの時代のポップ、ロックのエッセンスを多く含みながらもエレクトロニカ、テクノ、フォーク、ダブ、エモ、色んな要素がごった煮になってる。
ただそれがポップミュージックという強い意志で一つの流れを作ってる。
去年出たアルバムだけど、これはすぐに聴いておくべきだったと思いました。

最後は一番マニアックな盤であろうMMFan316の『Dot Matrix With Pop Music』。
最近アンダーグラウンドシーンで、ゲームボーイやファミコンなどの8bitゲームマシンで音楽を作るのが密かなムーヴメントになってるのをご存知ですか?
これはドイツ人のOliver Wittchowという人がゲームボーイ用のシーケンサーNanoloopを開発し、実験音楽を始めた事に端を発するものです。
Gameboyzz Orchestra Projectをはじめ、世界でそういう手法で楽曲を作るアーティストが増えてきています。
ナント、あのベックの新しいEPが、全てゲームボーイで作曲されたものになる、という話もあるから驚きです。
しかしながら!!8bitマシンを扱わせたらアンタ、日本人の右に出るもんはいねんじゃねぇか!?
という事で聴いてみたんですが、これはマズい。
8bitマシンの音色がもつノスタルジーと、泣きのウワモノの組み合わせにより最高のレコードに仕上がっています。
ロックマンとテクノミュージックなんて、それは新しい音楽?それともノスタルジーに逃げてるだけ?
どちらにしても僕の耳には最高の音楽にしか聴こえなかったよ。

あとはケミカルの新作も最高だったし、ブライトアイズの2枚同時リリースはまだ一枚しか聴いてないけどむっちゃよかったし
スピッツは、まぁソーソー。

いかがでしたでしょうか?独善的に進めて参りましたが、もちろん来月も続けるつもりです。
何って今月発売のはずのLemon Jerryの新作も、シカゴのエレクトロニカデュオL’ALTRAの新作も、
まだAmazonの野郎送って来ないんだもん。そして来月はくるりのシングルとブロックパーティーのアルバムね。来月是非紹介したいです。

ではまた。ご意見ご感想もお待ちしています。

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