ケミカルの新譜を聴いたよ
今日ケミカルブラザーズの新譜を聴きました。
大体ケミカルの新譜が出ると思うのは
「どうせまた同じ感じなんだろうなぁ」
で、聴いて思うのは
「むむ・・お！・・・うお！！・・・(・∀・)ｲｲ!!!」
っていつものパターンなんだよねぇ。
去年のフジロックでは、もう何度目だよ・・って感じでグリーンステージのトリを務める。
でもなんか観ちゃう。そして泣いちゃう。
フジを最後に解散っていう噂も飛んだけど、彼らは新曲を連発。ことごとくキラーチューン。
現役感をバキバキに見せてた。泣いた。
前作は1曲目から4曲目が鬼で、その後訳の分からない展開、好き放題やりまくる変態ワールドでありました。
それで、今作なんですが、とりあえず『PUSH THE BUTTON』てタイトルが最高。
音的には往年のケミカル節のブレイクビーツは陰を潜めて、よりフロア寄りになった作品。全体的にハウス色が強い。
1曲目から激ヤバトラックにやられます。
だからといって、四ツ打ち一辺倒じゃない。ケミカル流ヒップホップともとれるトラックや、サイケ、ニューロマンティックなど、80年代的なフィーチャーも多く感じます。
すごくハイセンスなトラックメイキング。なんか何の気負いもなく、俺たちダンスミュージックが大好きなんだっていうポジティブな動機だけに突き動かされて作った感じ。
どの曲も腰が動く動く。
ただ、Star Guitarや、Sunshine Undergroundみたいなキラートラックに欠ける。
・・・・・と思ったら・・・
・・・・うわ・・・来た・・・・
ラストSurface To Air・・・・
これはヤバい。泣いてしまう・・・
ストロークスのThe Modern Ageと全く同じコード進行で、次々と音色が重なってく。
ハットが目一杯まで鳴る。ドンッ！！キックが入ってくる。
あー・・・・(泣)
これを是非ライヴで聴きたいなぁ。今年も苗場で。
The Chemical Brothers 『Push The Button』
1.Galvanize
2.The Boxer
3.Believe
4.Hold Tight London
5.Come Inside
6.The Big Jump
7.Left Right
8.Close Your Eyes
9.Shake Bounce Break
10.Marvo Ging
11.Surface To Air
